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小羊の部屋
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錬金術フルート、再び
 例の錬金術フルートを一晩中観察していたら、今まではメカの部分が金色に変色していただけであったのが、ついに銀製の管体まで金色に変色しだした。とは言っても管体の大部分は未だに銀色であり、金色に変色した部分はごく一部にすぎない。  それでも私は嬉しかった。きっとこの錬金術フルートを売ってお金儲けをしようと思ったら、元の銀色に逆戻りしてしまうのではないだろうか。日々の練習をさぼっている私のフルート演奏技術が今後飛躍的に向上することはなさそうだが、それでも身分不相応な金製フルートが欲しいと思っていた矢... ...続きを見る

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2012/04/29 05:36
不思議なピアノ
 私の家にあるピアノは、10歳の時に祖母に買ってもらったアップライトピアノである。恥ずかしい話だが、最近はもっぱら調律不要の電子ピアノの方を使っていて(もっとも電子ピアノの方でもろくに練習をしていないが)、アップライトピアノの方は調律をしないまま放ったらかしにしておいた結果、お決まりの「物のせ台」に変貌してしまったのである。  自分の演奏能力や経済力のなさを顧みずに、ヤマハのC3(グランドピアノ)が欲しくていろいろと調べ始めた矢先のことである。当然ながらアップライトピアノの方は中古買い取り業者... ...続きを見る

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2012/03/22 17:24
エル・ランティーの転生の系譜2
 以前にエル・ランティーという霊は高橋信次先生ではなく、外国人の霊であるということを書いた。私は渡辺泰男先生のように、転生輪廻の式を発見したわけではないから、こじつけだと思われる向きがあるかも知れないが、そろそろ発表してもいいのではないかという気になってきた。  まず、エル・ランティーが最後に転生したのは、1810年3月1日、フレデリック・フランシス・ショパンとしてである。1810年3月1日は145という「光」の日であるから、エル・ランティーの第一数は1であることが分かる。第三数5→7→3の法... ...続きを見る

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2012/03/09 05:50
10年前のピアノ発表会
 私がフリータイムレッスン制のピアノ教室に通っていた頃、ピアノの発表会には必ず出るようにしていた。この教室には子供の生徒が少なく大人の生徒が多かったために、毎年クリスマスパーティーを兼ねて、ピアノの置いてあるちょっと洒落た雰囲気のレストランで発表会が行われていたのを、とても楽しみにしていたからである。  1995年にこの教室に入門して以来、途中で先生が代わったものの、足掛け3年近くこの教室に通い続けてきた。中学3年でやめてしまったピアノへの思いを諦め切れなかったからである。そして1997年12... ...続きを見る

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2012/02/01 03:42
世の去り方
 近年お年寄りの孤独死が大きな社会問題になっている。昔はお年寄りは大家族で住み、家族に見取られて死ぬのが一般的であった。ところが核家族化が進むと必然的に身寄りのないお年寄りが増えてくる。その人たちが誰にも見取られずに死んでいくのである。私には子供がいないので、将来年をとって独りぼっちになる可能性は十分にある。孤独死は決して他人事ではないのだ。  私は丁度人生の折り返し地点に来たぐらいの年齢である。今から孤独死のことを心配するなんて杞憂だと笑われるかも知れないが、現実にそうなる可能性は否定できな... ...続きを見る

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2012/02/01 03:39
無手の法悦
 「無手の法悦」という本を読んだ。著者の大石順教(じゅんきょう)さんという方は、17歳の時に不幸にも両手を切断する事故に遭い、その後結婚・出産を経て仏教と出会って出家し、尼さんになったという経歴の持ち主である。  以前に「だるま娘」というタイトルで、両手両足を切断し見世物芸人としての半生を送った中村久子さんについて書いたころから、大石順教さんの名前は知っていた。もしかしたら両者に交流があったのかも知れない。  芸妓として大阪の花町で働いていた大石さんが17歳の時に、養父に両腕を切り落とされる... ...続きを見る

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2012/02/01 03:38
自殺はなぜいけないか
 自殺はなぜいけないか、という問いかけに対して、明確に答えられる人は少ないだろう。以前私が関心を持っていたある宗教では、川端康成は地獄界に落ちているとか、三島由紀夫は阿修羅界に落ちていると教えていた。自殺者の霊魂は地獄に落ちる、というのは確かに一種の自殺抑止力になるであろう。しかし不幸にして自殺をしてしまった人の家族に対して、「あなたのご家族は地獄にいますよ」などと、面と向かって言えるだろうか。そこにその宗教の限界がある。  かといって、自殺者の霊魂も天国へ行けると教えたりしたら、それこそ自殺... ...続きを見る

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2012/02/01 03:36
小 顔 論
 私は小学生の時、顔の大きさで人間を分類するという価値観を知らなかった。中学生になって、クラスの女子の中に顔の小さい生徒がいて、他の生徒から「顔が小さい」と言われていたのを耳にして、なるほど人間の顔が大きい小さいで分類できるのだと、子供心に大発見をしたつもりになったものである。  また中学生の時に、顔の結構ハンサムな男子生徒がクラスにいた。しかし彼の特徴は顔が大きいことで、そのことを黒板にいたずら書きされたりしていた。その時、彼の顔がもう少し小さければこんな悪口を書かれなかったのにと残念に思っ... ...続きを見る

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2012/02/01 03:33
美 男 論
 昔こんな話を聞いたことがある。キルケゴールの哲学を専攻する女子学生が、なぜキルケゴールを専攻するのかと聞かれたところ、「顔がいいから」と答えたのだそうである。私はキルケゴールの哲学に関心がないため、何とも反応の仕様がなかったが、よくよく自分自身を振り返ってみると、「顔がいい」という理由でキルケゴールを好きになったこの女子学生を笑えない。  私の祖母は長谷川一夫のファンであった。もしかしたら私にもこの性質は遺伝しているのかも知れない。かつて同僚に「男は顔じゃねえんだよ。」と一喝されたことがある... ...続きを見る

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2012/02/01 03:32
アヴェ・マリア
 10月から通い始めているフルート教室で、二曲目はクリスマスが近いということもあって、グノーの「アヴェ・マリア」に決まった。グノーの「アヴェ・マリア」という曲は、ピアノを弾く人なら誰でも知っているバッハの「平均率クラヴィーア曲集」に所収されているハ長調の「プレリュード」を伴奏パートにして、グノーが旋律をつけた曲として知られている。  実際に吹いてみて、高音が出てくるので結構難しかった。最高音はラの音で、今まで私が吹いてきた曲の中で一番高い音である。フルートの本には高いドまで出るとされているが、... ...続きを見る

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2012/02/01 03:29
寿命が一日しかなかったら
 もし自分の寿命が一日しかなかったら、とよく考えることがある。生命体としての自分は有限な存在であり、この世の人間として限られた時間を生きることを運命づけられている。この世での限られた時間がたった一日しか残されていないとしたら、一体その一日をどのように過ごすべきなのであろうか。  私自身は魂の永遠性を信じているのであるが、この世で生きられる時間がたった一日しかないと仮定すると、まず思いつくことは残された時間を家族と一緒に過ごすことである。確かに私の両親の人生観は、私のそれと齟齬を生じる面もあり、... ...続きを見る

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2012/02/01 03:27
ミステリーサークルの謎
 1990年代から2000年代にかけてイギリスを中心にミステリーサークルと呼ばれる現象が起こっていたことに、関心のある方も多いだろう。現在では人間による悪戯説が定着しつつあるが、私は全てのミステリーサークルが人間の手によるものであるとは考えていない。中には宇宙人が作ったとか、アメリカのプラズマ兵器によって作られたという説があるが、私はこのミステリーサークルはあの世からの警告のメッセージとして受け止めている。  何年か前にイギリス人の画家二人が「ミステリーサークルは自分たちが作った。」と主張して... ...続きを見る

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2012/02/01 03:23
ラ・カンパネラ
 この「ラ・カンパネラ」の原曲はパガニーニの「ヴァイオリン協奏曲第二番」第三楽章の「鐘のロンド」である。しかしより有名なのはリストによるピアノ編曲版のほうであろう。私は過去に二回、生のピアノ演奏で聴いた「ラ・カンパネラ」に心の底から感激したことがあった。  一度目は高校一年生のときであった。当時私は芸術科目は美術を選択していたため、音楽の授業で何が教えられていたのかを知らなかった。当時学校に音大四年生のA先生という教育実習生が来ていた。このA先生は音大でピアノを専攻しており、中学と高校の教員免... ...続きを見る

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2012/02/01 03:21
修学旅行
 私が高校の時の修学旅行先は京都と奈良であった。関東地方の公立高校であればまず一般的なコースである。京都では嵯峨野や二条城・京都御所など、奈良では東大寺や平城京跡などを訪ねた覚えがある。ただ駆け足の旅行であり、詳細な日記をつけていなかったために、どこで何を見たのかということは余り覚えていない。私の弟も修学旅行先は京都・奈良であったが、神社仏閣に興味のない弟は、どこを訪れたのか全然覚えていないのだそうである。こういう生徒は案外多いのかも知れない。  私は古都の静かさを好む性質なので、京都・奈良方... ...続きを見る

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2012/02/01 03:19
はだしのゲン
 中沢啓治氏の漫画「はだしのゲン」を読んだ。私がこの漫画の存在を知ったのは中学生の時だったと思う。母の友人の家に遊びに行った時に「はだしのゲン」の第一巻だけを読んで、戦傷で手足を失った兵隊が包帯で巻かれて植物状態になっている絵を見て衝撃を受けたものである。その後高校に進学して夏休みの英語の宿題で、「はだしのゲン」の英訳の物語版を読んだ。当時私が通っていた高校には、私のクラスの担当ではなかったが左翼系の英語教師がいて、どうもその教師が「はだしのゲン」を副読本にするように働きかけていたのだと思われる... ...続きを見る

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2012/02/01 03:17
人種差別
 日本には外国人が随分増えたとはいえ、まだまだ世界的に見ても稀な単一民族国家である。だから、日本にいると人種差別というものがどんなものか実感がわかないというのが、大方の日本人の偽らざる気持ちではないか。  数年前ヨーロッパの某国で受けた人種差別的な扱いは、恐らく生涯忘れることのできない出来事であろう。某国から出国する前に空港の売店で私と母が、余ったドル紙幣で買い物をしようとすると、女の店員が電卓を取り出して、高い値段で吹っかけてくるのである。私たちばかりではない。同じツアーのお婆さんがプラスチ... ...続きを見る

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2012/02/01 03:14
ユダヤ人2
 最近、ある日本のテレビキャスターが反ユダヤ的発言をしたとかで、波紋を呼んでいるそうである。また海外では、カトリック教会の幹部が「ナチスによるホロコーストはなかった」と発言して、解任騒ぎになったという報道もあった。  確かにユダヤ人という民族は、商才に長けておりインテリも多く、他民族からの反感を買うことが多い。だがもし「日本人が世界征服を企んでいる」とか「広島・長崎の原爆は戦争を終結させるために必要不可欠であった」などという論調が外国のメディアに載ったとしたら、大方の日本人は反発するに決まって... ...続きを見る

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2012/02/01 03:12
おにぎりが食べたい
 私がコンビニやキオスクでおにぎりを買うたびに思い出すことがある。それは何ヶ月か前に日記に「おにぎりが食べたい」と書き残して餓死した北九州市の元タクシー運転手の男性のことである。報道によればこの男性は病気のために働けなくなってタクシー会社を退職した後、生活保護を受けていたのだが、就労が可能になったということで行政側から生活保護を打ち切られ、そのまま餓死したのだそうである。  将来貨幣価値が激変したり、年金制度が破綻した場合、私自身も生活保護を受ける身になるかも知れない。もっともこのような事態に... ...続きを見る

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2012/02/01 03:10
老人福祉のあり方
 先日某スーパーの入口の前で信じられない光景を目の当たりにした。私の前を歩いていたお婆さんが、道路に落ちていた輪ゴムを拾っていたのである。こう言っては失礼だが、お婆さんの身なりは余り上等そうでない上着にモンペに似たズボンで、いかにも一人暮らしの貧しいお婆さんという感じであった。あの輪ゴムをお婆さんは家に持って帰って大切に使うのであろうか。それまでマフラー用の毛糸を買うつもりで、化繊はチクチクするから純毛が良いな、などと呑気なことを考えていた私は、このお婆さんのことが頭から離れなくなり、とうとう贅... ...続きを見る

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2012/02/01 03:06
女流作曲家
 以前にポーランドの女流作曲家テクラ・バダジェフスカについて書いたところ、たくさんの方のご来訪をいただいた。私は女流ピアニストの演奏は宮谷理香さん・中村紘子さん・ポブウォツカさんの演奏しか聴かないことで徹底していたのだが、昨年その禁を破ってロシアの女流ピアニストであるユリヤ・チャプリーナの「かなえられた乙女の祈り〜バダジェフスカ作品集」というCDを購入した。  「乙女の祈り」一曲でピアノの歴史に名を残したバダジェフスカであるが、解説書によると中流家庭に生まれた彼女は、バラノフスキという男性と結... ...続きを見る

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2012/02/01 03:03

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